恋する旅コイタビ
めでたい図柄の鏝絵と大衆演劇を訪ね
石畳の坂道をのんびり時間旅行
訪れたのは、江戸や明治時代の面影が残る大分県の小京都・杵築。“お酢屋さん”があったから「酢屋の坂」など、趣ある石畳の坂道や武家屋敷も残り、タイムスリップしたような気分に。街中では、民家の妻壁などに描かれた鏝絵をあちこちで発見。「城下町杵築散策マップ」を手にして歩けば、鶴亀や大黒天など縁起のいい鏝絵と出合うことができる。
さて今年は「杵築」という名前が生まれて300年。元は「木付」だったが、江戸幕府の役人が朱印状に「杵築」と記入したことから変わってしまったという。その資料は「きつき城下町資料館」で見ることができる。3階には、豪華な杵築歌舞伎の衣装などを展示。かつて杵築では舞台文化が花開いていたのだ。その流れをくんで生まれたのが「きつき衆楽観」。大正時代の酒蔵を改修した劇場で、人情時代劇と歌謡ショーを楽しませる大衆演劇を上演。笑いあり涙ありの昔ながらの舞台はとても新鮮だ。
江戸時代、南北の高台にある武家屋敷の谷間に商人の町があった。そのため杵築は「サンドイッチ型城下町」とも呼ばれている。そこで、ご当地グルメとして「きつきサンド」を売り出し中。古民家を改装した「カフェ食堂 あおぞら」では、チキン南蛮をトルティーヤで包み4種のソースで味付けした「チキン南蛮ラップサンド」をいただける。
街歩きの後はお土産選び。「杵築ふるさと産業館」は、杵築の海の幸や山の幸がずらり。匂い桜花入りやハーブ入りなどの「きつき紅茶」が人気だ。「JAおおいた きつき柑橘選果場」には、ポンカン、デコポンなどこの時季は多くのかんきつ類がそろう。中でもミカンとオレンジを掛け合わせた「美娘」は、華やかな香りとジューシーさ、爽やかな甘さが特長だ。美しく糖度が高い贈答品のほか、安価な規格外品を買うこともできる。
歩くほどに新しい発見があり、興味深い歴史に彩られた杵築。2月11日(土・祝)~3月11日(日)は「城下町杵築散策とひいなめぐり」も開催されるので、またひと味違う風情が楽しめそう。石段が多いので、歩きやすい靴で出掛けよう。
志保屋(しほや)の坂から望んだ酢屋の坂
- [K03]「美娘」2.5kg化粧箱入り
(3500円相当)…3人 - 応募ページへ












